shashasha 写々者

Ren Hang(任航)は北京を拠点に活動を行なっていた若手現代写真家。「性」に対して強い制約がある中国だか、彼は友人の裸体を中心に撮影し続けた。「性」や「裸体」を通して精神的解放を試みるかのような彼の表現方法は、深いバイタリティに溢れている。その一方で、詩的な趣を感じさせる繊細さや彼の嘆きさえ汲み取れる。絡み合い、重なり合う裸体は自由で生気に溢れ、創り出された鮮やかな色彩は私たちにみずみずしい生命力を流し込む。

中国の写真家であり詩人としての顔を持つRen Hang(任航)だったが、2017年2月に29歳の若さでこの世を後にする。心から哀悼の意を捧げる。