はじめてアート

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大岩オスカール

出版社:Case Publishing

大岩オスカールは、ブラジル生まれで、現在ニューヨークを拠点に活動しているアーティスト。本書は、1995年に刊行された同名絵本に新たな絵を加え、現在の世代に向けグレードアップした内容となっている。

「大岩の絵画は、都市での生活体験を基盤に、それぞれの土地の環境と向き合いながら制作される点に特徴があります。俯瞰的な構図と大画面を用いて、自然や都市をダイナミックに描くだけではなく、風景のほころびから垣間見える社会の多面性をユーモアを交えて明らかにするその作品は、国際的に高く評価されています。」― 六本木ヒルズ A/D ギャラリー

六本木ヒルズ A/D ギャラリーで開催された同名個展(2023年2月23日〜3月21日)に併せて刊行。

アートって何だろう? アートってどう見れば良いの? アーティストって何をする人?

僕は子供の頃からよく絵を描いたり、物をつくったりしてきました。
学校で美術部に入ったことはありませんし、美大に行ったこともありませんが、創作することに喜びを感じ、技法を学びながら誰の指示も受けずに絵を描き続けてきました。
人間の想像が形になっていくことはとても素晴らしいことだと思っています。
この絵本の前半は僕が20代でプロのアーティストとして活動を始めた頃に、この基本的な喜びを分かりやすく伝えることを考えて制作し、1995年に出版されています。
絵本の制作に30年近くもかかったと言うと少しおおげさに聞こえますが、あれからちょうど一世代たち、あの頃に子供だった人達は今では同じような年の子供を持つようになったでしょう。
ワインが時間をかけて美味しくなるように、新たな世代に向けてもう少しグレードアップした同じコンセプトの絵本をつくりたくなりました。
これから30年ぐらい経ってから、また新たにページを追加してこの絵本を再出版するのも面白いかもしれません。

― 大岩オスカール

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判型
303 × 194 mm
頁数
36頁
製本
ハードカバー
発行年
2023
言語
日本語
ISBN
978-4-908526-51-0

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