shashasha 写々者

ロサンゼルスを拠点とするマイク・スラックの「Walking in Place」シリーズは、異なる都市・街、映画や小説の舞台を取り上げている。第二弾となる本書の舞台はベルリン。前作の「Walking in Place 1: New Orleans」とはだいぶ異なる色の幅や構成要素（深い枝葉、柔らかく屈折したヨーロッパの光をあしらったコンクリート、鋼や幾何学模様）が捉えられている。ポケットに収まるペーパーバックのサイズとスラック自身による編集・レイアウトは今回も変わらない。