Reijiro Wada

Reijiro Wada

和田礼治郎

出版社:スカイザバスハウス

和田礼治郎は常に、物質が液状化し、フォルムを失い、腐敗し、溶解する有機的な状態とそのプロセスに、鑑賞者を向き合わせる。それは、生命が通過する局面として理解されうるだろう。したがって、たとえミニマリズムの形式的な語彙を用いたとしても、彼はミニマリストではない。彼は独自の方法論によって、幾何学的なフォルムがその明らさまな普遍性で覆い隠すある命題を突きつけ、ミニマリズムに対峙する。すなわち、すべての生命は、有機的なプロセスそのものなのである。

― ルドヴィッック・サイファート「幾何学と生命」より抜粋