猪瀬光は1960年埼玉生まれ、日本の写真家。大阪芸術大学在学中に井上青龍に写真を学び、そのキャリアをスタートさせる。多くの熱烈なファンを持つ猪瀬だが、一枚一枚のプリントに究極のこだわりを見せるが故に発表の機会は少ない。1枚のプリントを仕上げるのに1ヶ月を費やし、極限にまで集中し焼き上げられた写真には、驚くべき密度と強度が存在する。
93年に東川町国際写真フェスティバル新人作家賞。写真集にデジャ=ヴュ「第11号特集 猪瀬光」(93)、『INOSE Kou VISIONS of JAPAN』(98)。個展に01年Space Kobo & Tomo『猪瀬光写真展』。グループ展に04年水戸芸術館での『孤独な惑星 - lonely planet』。
現在、最も展覧会の開催が熱望されている作家のひとりである。

猪瀬光の書籍