Eikoh Hosoe(日本語版)

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細江英公

出版社:MACK

日本人写真家、細江英公の作品集。1933年 山形県に生まれた作者は、日本の写真史上、最も影響力のあった写真家の一人である。2021年7月から12月まで清里フォトアートミュージアムで開催される大規模な回顧展に伴い出版されたこの包括的な一冊は、作者の指示のもと、テート・モダン インターナショナル・アート写真部門シニア・キュレーターを務め国際的に著名な学芸員、研究者である中森康文の協力を得て編集・デザイン・制作。細江英公作品に関する最も重要な資料源となるだろう。

1950年代半ばから幅広い題材を扱うイメージメーカーとして、1968年には欧米の巨匠写真家の作品を日本に紹介するキュレーターとして、そして、森山大道をはじめとする多くの著名な写真家のキャリアを成長させた指導者として、作者は日本の写真界の第一線で活躍してきた。写真を主なコンテンツとし、大きな影響力を持ったアート誌と写真家集団『Vivo』を共同で立ち上げ、その後、斬新的な「WORKSHOP 写真学校」を共同で設立、大学の教育カリキュラムと写真コレクションを作成して自身の作品から数多くの写真集やカタログを日本国内で展示、出版してきた。その過程で、作者は戦後の日本の写真界の確立を先導し、ドキュメンタリーやリアリズムという既に確立された芸術形態の中から写真という媒体を救い出し、芸術、文学、パフォーマンス、映画などとの新しい接点を見い出した。

作者のこれまでの活動の総まとめとなる今回の作品集では、主要な写真シリーズだけでなく、作家、批評家、ダンサー、草間彌生などのアーティストとの知られざるコラボレーションがポートレートを中心として紹介されている。さらに、作品に対する新たな視点を与えてくれる2つの新作エッセイと、小説家の三島由紀夫や美術評論家の瀧口修造など日本の様々な作家による細江英公に関する独創性溢れるエッセイを再録したものも収録されている。本書は、細江作品の概観としてだけでなく、1945年以降の日本の美術、写真、ダンス、文学の分野における重要なアーティストたちについて知られずにいたことも教えてくれる一冊として仕上がっている。

― ディストリビューター説明文より

キーワード: VIVO

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判型
325 × 250 mm
頁数
400頁
製本
ハードカバー
発行年
2021
言語
日本語
ISBN
978-1-913620-23-3

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