小島(1924年/青森市生まれ)は、戦時に中国へ出征し、1946年故郷・青森に戻りました。その後いくつかの職を転々としながら、1954年に家業であった写真機店を手伝い始めるのと機を同じくして、地元のアマチュア写真家グループ(北陽会)に参加、本格的に写真の制作を始めました。1964年に40歳の若さで死去するまでの10年間という短い活動期間ながら、特筆すべき足跡を写真史に残しています。

年表

1965年12月 東京都豊島区に生まれる。
1990年03月 法政大学文学部日本文学科卒業
2011年より「写真表現中村教室」にて、中村誠氏から表現写真を学ぶ。
2012年より、東京、横浜、大阪など大都市に存在するドヤ街の人々、アルバニアのロマ、ラオスのメコン川沿いの漁民などの暮らしに興味を持ち、撮影を続けている。また近年は日本の若者を題材にしたシリーズにも取り組んでいる。

出版物

2022 - 『正方形の故郷』写真表現社

個展

2018 - 「正方形の故郷」銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン
2022 - 「ROMA」M SYSTEM GALLERY(旧オリンパスギャラリー)
2023 - 「Die Quadratische Heimat」ドイツ・ミュンヘン市公立ギャラリーÜblacker-Häusl
2024 - 「Mékong」ギャラリーY

受賞

2022 - Photo Project Pro APSフォトコンペティション「The Square Hometown」グランプリ、イタリア

小島一郎の書籍