A PINK FLAMINGO

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A PINK FLAMINGO

ジャック・レイサム

出版社:自費出版

ウェールズ生まれ、現在はブライトンを拠点とするイギリス人フォトグラファー、ジャック・レイサム(Jack Latham)の作品集。アメリカ・ミズーリ州北西部からオレゴン州に伸びる街道、オレゴン・トレイル。西部開拓時代にアメリカの開拓者たちが希望を抱き西へ向かったその道を作者も辿りながら記録した作品で構成。オレゴン・トレイルの過酷な旅とその歴史を学ぶために作られたコンピューターゲームを幼少期にプレイし、初めてその存在を知った作者。ニューポートで写真を学んでいた2012年に再び興味を抱いたことで制作されたシリーズ。

「金融危機からわずか数年しか経っていなかったそのタイミングに、街道沿いに住む —まるでオレゴンまでたどり着けなかった面々の子孫であるかのような― 人々を撮りたいと思った。新天地を求めた行動のメタファーとして、西へ旅したくなったんだ。」

「フライオーバーの州(※註)」と呼ばれたその場所で出会った人の多くは、世界的金融危機の影響を受けて家を失っていた。「アメリカン・ドリームの崩壊」という言葉を作者は嫌ったが、まさにそれを描写するような状態であった。3年近くもの間、ひと月ほどの旅を何度か繰り返し、時折車で眠る夜もあった。巻末に掲載されているスクラッチカードはその時に買い削ったものであり、そのカードこそ本書の重要なパートであり、期待を捨て何が起きても受け止めるという作家の意思が込められている。

「先入観を持ちながら行動すると、先入観で自分を囲ったまま終わる。だから、偶然起きたことに身を任せた。開拓者たちが西へと歩んだ時、次の日には何が起きるか分からず、ここからここまで行くということ以外何も決まっていなかった。それを再現したかったんだ。」

冒頭のテキストはイギリス人の詩人であり評論家のダイ・ジョージ(Dai George)による寄稿。また、『A PINK FLAMINGO』というタイトルは、1957年にドン・フェザーストン(Don Featherstone)がデザインし瞬く間にアメリカでヒット、定番アイテムとなったフラミンゴ型の庭用オーナメントに由来する。キッチュで異常に艶やかなピンク色に塗られたその置物は、白いフェンスが並ぶ庭付きの一軒家に住むアメリカの中流家庭の象徴であり、作家にとってはアメリカ国旗の風刺にも感じる存在であった。

※註 「飛行機が頭上を飛び越えていくだけの目立たない遅れた田舎」を意味する侮蔑語

― ディストリビューター説明文より

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