Crazy Little Thing Called Love
愛と呼ばれるものには様々な形があるが、陳が本書で見せるのは恋愛、情愛だけではない。死との対面までもが写真に切り取られ、その視線は残酷かも知れないが慈愛に満ちているようだ。カラーとモノクロームのレイアウトも効果的に、彼の日常の周辺と断片が収められている。
陳偉江は1976年香港生まれ。父は新聞社のカメラマンとして、母はマカオのカジノで働いていた。1988年、彼は香港の新法書院に入学するも、わずか一年でドロップアウトした。それから長い間、彼はレストランやオフィスのボーイなど職を転々とする。10代の頃から何とはなしに写真を撮り始め、完全な独学と独立独歩の精神で写真にのめり込んでいった。
- 判型
- 318 × 212 mm
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2019