CTY

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CTY

Antony Cairns

ロンドンを拠点とするイギリス人フォトグラファー、アントニー・ケアンズ(Antony Cairns)の作品集。本作『 CTY』 は、過去にロンドン、ラスベガス、東京、大阪など様々な都市で制作したプロジェクト(『LDN3』、『LDN4』、『LPT』、『OSC』など)を網羅し、そこからセレクトされた多くの作品を収録した一冊。「Tate Modern」写真部門の元シニアキュレーターであり、現在は「ヨーロッパ写真美術館」で館長を務めるサイモン・ベーカー(Simon Baker)が6つのテキストを寄稿。作者の制作における出発点として、『Drowned City』、『Ruined City』、『Abstract City』、『Endless City』など、都市生活や都市化をテーマに紹介すべく、J.G.バラード(JG Ballard)やウィリアム・ギブスン(William Gibson)、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(HP Lovecraft)、バンジャマン・ペレ(Benjamin Péret)らの著作を引用している。作者は、かねてより都市やその発展を表向きのテーマに掲げながら、写真という媒体の歴史や実験的な印刷プロセス、その抽象性の美しさを深く追求してきた。SF的なディストピア世界を視覚的に想起させるような、容赦無く築かれた都市環境や地形に常に焦点を当てている。そのテーマを通じ、予想もできないような新しい方法を用いることでかつて使われていたプロセスを蘇らせ、古い技術を本来とは違う形で使い、結果ユニークで他に類を見ない作品を生み出してきている。

― ディストリビューター説明文より