ゴールドはパープルを愛してる

ゴールドはパープルを愛してる

山崎美弥子

出版社:赤々舎

千年後の未来の風景。あなたの愛はなくならない。

アーティスト・山崎美弥子がキャンバスに描く「千年後の未来」は、作家本人が幼少期に体験し垣間見た世界であり、それは彼女が絵を描く上での永遠のテーマでもあります。

愛に満たされたそのときの世界の光をもう一度眼差そうとする旅を続け、あるとき、願いに導かれるようにして山崎がたどり着いたのは、ハワイのモロカイ島でした。
そこでの彼女の暮らしと制作は、千年後からさかのぼった「過去としての今」におけるのもの。天国131番地と呼ばれる、水平線が見渡せる高台の家でカンバスの前に彼女が立つ時、永遠に消えない一色(ひといろ)をのせた絵筆のストロークは、一筋の流星のように通り過ぎます。

海と空、花、虹などの絵の作品を集めた作家のインスタグラムの画像と写真を連動させた全128 ページにわたるこの作品集は、鑑賞する方が時空を越えた千年後の世界に誘われるようであるのと同時に、その色彩豊かに広がる世界が、目の前のやさしい風景と滲みゆく、かけがえのない一瞬を捉えたものです。
それは、生きとし生けるものたちが、時空を超えてふたたび出逢う未来を、ひとときの安らぎと共に私たちに想像させてくれることでしょう。
作家が「窓のようなものである」とも語るカンバス、そして写真を通して、「千年後の未来」を光のように集めた本作は、常に持ち歩きたくなるような、また、ふとしたときに眺めたくなる、ギフトにもぴったりの宝物のような一冊です。

― 出版社説明文より

「かつての少女は旅に出た。もう一度見つけるために。確かめるために。舟を漕ぎ出し、海の真ん中のどこかにある小さな島に住み着いた。島のおもかげは、あの風景に似ていた。 あの日の窓みたいなカンバスに、永遠に消えない一色(ひといろ)をのせた絵筆のストロークだけが通り過ぎる。一筋の流星のように。」

「わりも無く続く、海と空のグラデーション。目前で煌めくゴールドは、滲みゆくパープルを包み込む。ゴールドはパープルを愛してる。」
― 山崎美弥子

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