shashasha 写々者

ブリュッセルを拠点に活動中の写真家・アグライア・コンラッドの作品は、一般的な都市と建築、そして特に文化的な違いへの関心に基づいている。ローカルのあらゆる可能な経験に対して、等しく暖かい視点を持って比較の実践を行っている。1994年と2010年の過去の経験から、彼女は2019年9月に主にメタボリズムのプロジェクトを求めて、日本の中央部を横断する研修旅行を行うことに興味を持った。そのような歴史的で象徴的な建築物は、同じ強度で、都市環境の不特定かつ非象徴的なものを探求する口実にもなった。

本書では、フルページの写真による自由な連想と、この最後の旅程の時系列に沿ったコンタクトシートが交互に配置されている。これらの写真には、建築家であり日本研究者でもあるジュリアン・ウォラル氏のテキスト（英文）が添えられている。