shashasha 写々者

初対面のふたりの香港の女性は、写真というレンズを通して、1年にわたりお互いを見つける旅に出た。

ふたりとも白黒フィルムが好きで、自分の身体を自己表現の手段として使っていた。女性の視線を通して、彼らは社会の期待を裏切るような親密な瞬間をとらえ、男性が女性をどう見るかという伝統的な概念や、ステレオタイプな女性のボディ・イメージに挑戦した。

これらの写真は、女性の身体に対する女性の視点を証言するものであり、幻想と現実の融合を描き、街の風景と肉体のフォルムが絡み合っている。慎重に選び抜かれたイメージの連続は架空の物語を語り、愛と欲望の複雑さを繊細かつ謎めいた方法でほのめかしている。