Wild Children
ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー、横浪修の作品集。本作は、作者がライフワークとして続けている「子供を被写体としフルーツや野菜を体のどこかに挟んで撮影する」シリーズの続編。
なんて泣いてる姿は力強いんだろう
なんて凄まじいエネルギーだろう
まさしく動物的本能がそこには色濃く現れたのであった100children シリーズの延長線上にあるのが今回のシリーズであり
年齢はおおよそ1歳から3歳までの子達である。
お母さんと離れてしまうと何人かはどうしても泣いてしまう。
これまでのシリーズではなだめて泣き止むのを待って撮影していたが
泣いて出来ない子は諦めて撮影してこなかった。
しかし何人かのお母さんは何が何でも撮影したい、、記念に、、そんな思いがとにかく強い。
今回はあえてそこにフォーカスしてみた。
子供達は周りの状況に関係無く、泣く、とっても泣く、大いに泣き叫ぶ
撮影が終わったあと
生まれて初めての試練をやり遂げた子供達の安堵に包まれた顔を見るお母さんの惜しみない愛情が
注がれているのを必ず目の当たりにした。
帰る時には達成感に満ちた顔で手を振ってくれる子を見てお母さんも晴れやかな笑顔を浮かべる。
それを見てなんとも言えない温かい気持ちに毎回なるのであった。― 横浪修
- 判型
- 160 × 200 mm
- 頁数
- 44頁、掲載作品36点
- 製本
- ソフトカバー、ケース
- 発行年
- 2021
- エディション
- 1000
- ISBN
- 978–91–88113–54–2