4月7日 17:00-19:00 『きわめてよいふうけい』ホンマタカシ×タカザワケンジ

4月7日 17:00-19:00 『きわめてよいふうけい』ホンマタカシ×タカザワケンジ

上映終了後には、本作品監督の写真家ホンマタカシ氏と、写真評論家タカザワケンジ氏によるトークを開催いたします。

日時:2018年4月7日(土)17:00 – 19:00 開場16:30
会場:CASE TOKYO 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F
料金:前売2,500円、当日3,000円
定員:35名
主催:CASE TOKYO

*キャンセルによる払い戻しはいたしませんので、予めご了承ください。
*ご購入時の「注文番号」をお控えください。当日ご提示いただきます。
*他のお客様の鑑賞の妨げになりますので、上映開始後の入退場はご遠慮ください。
*上映開始後5分以降のご入場につきましてはご遠慮いただいております。


映画は冒頭、中平卓馬が自身の日記を音読するシーンからはじまる。画面にはその日記が全面 に映しだされる。ほとんど聞き取ることが不可能なほど細く低くしわがれたその声は、不確かな今日をひとつひとつ確かめる呪文のように、続く。そしてその文字は、切れ切れの生をかろうじて繋いでゆくように、きりきりと尖っている。

けれどそこに映っているのは、一見、おそろしいほど穏やかに毎日を繰り返す、中平卓馬の「日常」であった。起きる。食事をする。日記を書く。写 真を撮る。今日が終わり、明日が始まり、また今日になる。そのエンドレスな日々を、ホンマタカシは飽くことなく、むしろ、日々驚き愛おしむように、そのカメラを向けてゆく。

沖縄で、水を得た魚のように話し動く中平卓馬。
森山大道が語る、あの頃の中平卓馬。
自分の写真を丁寧に丁寧に説明してゆく中平卓馬。
自転車を漕ぐ中平卓馬...。

ゆらゆらと動き、切れ切れの声で話し、柔らかに笑いかける。
細くて小さいけれど、何かと闘いつづけている、その全存在で。

これはドキュメンタリーではない。
あるひとりの写真家を見つめた<ポートレイトムービー>である。

ホンマタカシ(写真家)
2011年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』など。2016年にイギリスの出版社「MACK」より、カメラオブスキュラシリーズの作品集『THE NARCISSISTIC CITY』を刊行。現在「ニュードキュメンタリー 映画特集上映」として、新作や過去の映像作品を含めた4作品が全国の映画館、美術館にて巡回上映中。

タカザワケンジ(写真評論家、ライター)
1968年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。『アサヒカメラ』『写真画報』『美術手帖』『芸術新潮』『IMA』などの雑誌に評論、インタビュー、ルポを寄稿。高梨豊著『ライカな眼』の編集、『Study of PHOTO -名作が生まれるとき』日本語版監修。共著に『挑発する写真史』(金村修との共著)がある。

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