Ground

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Ground

佐々木知子

出版社:tento

地中に眠る原子野はかつて誰かが、掛け替えのない生を生きた土地である。
風景と対峙することは、現在を通じて過去を見つめ、死者と向き合うことでもある。

(写真集ステイトメントより一部抜粋)

佐々木知子の『Ground』は、「土地の記憶」をテーマに、長崎の爆心地跡や周縁の風景を真摯に、かつ静かな熱をもって撮り下ろされた80ページの写真群と、宗教哲学者・根無一行による約5000字の寄稿文などで構成されています。土地に起こったさまざまな出来事と徹底的に向き合い、風景や痕跡を映し出すことによって過去を想像する契機となり、本書が読者自身の体験と結び付くきっかけになることを願っています。

造本は、流行りに左右されず何十年も手元に置いてほしいと願い、古くからある製本様式の背継上製本を採用。表紙本体はビニールクロスと手触りのある絹目エンボスの印刷用紙を継ぎ合わせています。また、テーマを表現/演出するため、裏表紙にステイトメントの一部を刻印、本文中にも純白の薄紙を差し込んでいます。印刷は、多くの写真集印刷を手がけ、美しい仕上がりに定評のある八紘美術によるものです。

― 出版社説明文より

キーワード: 物語

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