Silence of India

Silence of India

小林紀晴鶴田真由

出版社:赤々舎

記憶や祈りが積み重なった土地の気配に耳を澄まし、太陽や月に導かれるように巡る、聖地インドへの旅。 ふたりの写真、ふたりの言葉が、ときに交差し重なりながら、Silence のある場所へと流れつく。

鶴田真由と小林紀晴が、南インドの地へ共に旅にでた。
聖者が修行を重ねたアルナーチャラの山麓、古来より聖地とされたハンピ遺跡群、バックウォーターと呼ばれる大水郷地帯などを、太陽や月に導かれるように巡る。
記憶や祈りが積み重なった土地の気配に耳を澄まし、時空を超えた命の鼓動に共鳴する旅。
土地の人々や風景との出会いを重ねながら、インドの"悠久の流れ"の深部に触れていく。
旅そのものを見つめ、私たちの内なる旅へと転じる「Silence of India」。
無数の音、無量の光が写真の奥から伝わってくる。

「インドには、表層の騒ついた世界の下に悠久の流れを感じる場所がある。
呼吸を深くし、心と体を合せていくと、次第にその世界に潜り込んでいく。
世界との境界線がなくなり、全てのものが一体化する場所。」(鶴田 真由)

「たとえ動物の鳴き声が届いても、風が樹々を揺すっていても、波が高くても、風景だけでは音が鳴らない。カメラのファインダーを覗きながらそう思うことが、これまでに何度もある。なのに、そこに人が立つと途端に風景が人の方へ傾いていく。感情の続きとなり、音が始まる。体温も風景へ伝わっていく。ミューズを追った南インドへの旅。静かなる音がずっと鳴り続けていた。だから、異国にいながらにして、さらなる異国への旅となった」(小林 紀晴)

― 出版社説明文より

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