shashasha 写々者

クリストファー・アンダーソンは、息子アトラスの誕生後に戦争写真から離れ、家族の生活を親密に映し出すためにカメラを向け、2013年に写真集『Son』（Kehrer刊）を発表した。本書は、父子の現在までの関係を描いた物語に、新たに80ページの第2章を加え、美しく生まれ変わった新版である。『Son』（Kehrer刊、2013年）に収録されたオリジナルイメージに加え、未発表の作品40点が収録されている。

「これらの写真は、“子供の誕生”という、最もユニークでありながら最も普遍的な経験に対する有機的な反応です。新しい生命の誕生の喜びを感じていたときに、父が肺がんと診断されました。生と死という明白なテーマについて考えるようになったと言ってもいいでしょう。息子を通して、息子としての私の役割は新たな意味を持ち、私の感覚は自分の人生が過ぎ去った証拠に過敏に反応するようになりました。そして、これらの写真は偶然にできたものです。これらの写真は、愛の記録であり、人生の節目節目に帯びる性質についての考察でもあります。」
― クリストファー・アンダーソン